祖父古川正二からの使命感
2013年6月20日
当店(食楽庵ふる川)をお客様に解かりやすく伝えるためには、私の祖父古川正二抜きには無理だと私は、気付きました。それは私がお店でフグ料理店を始めるきっかけも、当店のメニューを考える時も。常に祖父と父の影響が直接的、間接的に重要な役割をしているからです。これは、本当に不思議な感覚です。どんなにオリジナル感のあるメニューを考えても、祖父には(まねごと)と思われるでしょう。当店のふくさしみの技法の(古式引き)などは、祖父の得意技でした。本当とか本物を知っている昔の料理人の方々には、今のふぐ料理をどのように感じられているか聞いてみたい気がするのです。時代が違うという言葉は絶対に言えません。たとえば、冷蔵庫や冷凍庫がない時代に私達は活躍の場さえ無いでしょう。偉人の想いは、全部わかりませんが、常に意識して仕事に邁進していこうと思います。