北大路魯山人の名言
2013年9月2日
河豚の旨さというものは実に断然たるものだ、と私は言い切る。
これを他に比せんとしても、これにまさる何物をも発見し得ないからだ。
この発言は、一流の陶芸家にして、天性の美食家でもある
北大路魯山人の言葉です。魯山人のふぐに対するこだわりは、
次の言葉に集約されていると、おもわれます。
『なんの味もないようであったが、やはり、不思議な魅力をもっていた。
すっぽんも美味しいものであるが、河豚に比べると味があるだけに
悲しいかな一段下である。否、その味が味として人に分かるから、
まだそれは、本当の味ではないのである。』
これは、河豚の持つ本質をズバリついた発言です。
河豚料理店では、技術もさることながら、河豚刺身のポン酢
付け合わせの食材、器、メニュー構成などなど、
他店それぞれ考えて、お客様に河豚を提供しているのです。